4つの作品形式はどう違うか — 収録370件の実集計で比べる
コミック・CG・ゲーム・ボイスは価格帯も「量」の単位も違います。収録370件の中央値を形式ごとに並べ、単価を比べられる範囲を示します。
形式が違えば値段の相場が違うのは当然として、比べにくいのは「量」の単位が形式ごとに別物だからです。 コミックはページ数、ボイスは収録分数、ゲームはファイル容量。単価を出しても、そのままでは横に並べられません。 以下はすべて当サイト収録370件の執筆時点の集計です。在庫全体ではなく、 ランキングと各形式の一覧から集めたうえで掲載基準を通した範囲の数字である点を先に断っておきます。
件数と価格帯
収録370件の内訳は、コミック165件・CG・イラスト79件・ボイス63件・ゲーム63件です。 価格の中央値は安いほうから、CG550円、コミック770円、ボイス1,320円、ゲーム1,694円。 これはセール価格を含んだ実売価格で、定価だけを見た中央値はコミックとCGがどちらも990円、 ボイス1,430円、ゲーム2,530円です。CGとコミックは定価の中央値が同じなのに、実売では220円開きます。 理由は値下げの深さで、値下げ中の作品の割引率の中央値はコミックが50.0%、CGは75.0%。 CGは79件のうち28件が10円まで下がっていました。
「量」の単位が形式ごとに違う
量の中央値はコミックが61ページ、CGが20ページ、ボイスが97分、ゲームが1.225GBです。 これで割った単価の中央値は次のようになります。
- コミック … 9.2円/ページ(165件)
- CG・イラスト … 6.8円/ページ(ページ数が公開されている59件)
- ボイス … 14.3円/分(63件)
- ゲーム … 1,134.6円/GB(ファイル容量が公開されている62件)
CGはページ数が取れない作品が79件中20件、ゲームはファイル容量が取れない作品が63件中1件あります。 分母がない作品を0円扱いにすると情報が少ない作品ほど上位に来てしまうので、 当サイトでは形式内の中央値で補って参考値として扱っています。
円/ページと円/分と円/GBを同じ物差しに乗せると、単価の桁が違うだけで順位が決まってしまいます。 そのため当サイトのスコアのコスパ点も、形式の中だけで正規化しています。 形式をまたいだ「お得さ」の比較は、この集計からは出せません。
レビューとセールの付き方も形式で違う
レビューが1件も付いていない作品の割合は、ゲームが63件中6件(9.5%)で最も低く、 CGが79件中13件(16.5%)、コミックが165件中35件(21.2%)、ボイスが63件中23件(36.5%)と続きます。 さらにレビュー50件以上まで絞ると全体で25件しか残らず、内訳はゲーム14件・コミック11件で、 CGとボイスは0件です。レビュー件数を判断材料にできる形式とそうでない形式がはっきり分かれます。
値下げ中の作品の比率はコミック81.2%、ゲーム79.4%、CG73.4%に対し、ボイスは20.6%です。 ボイスだけ極端に低く、表示価格がほぼ定価のまま動きません。 販売数の中央値はコミック7,729、CG4,784、ボイス3,653、ゲーム3,604でした。
形式ごとの一覧はコミック/CG・イラスト/ゲーム/ボイスから辿れます。 数値は毎回のビルドで販売ページの公開値に差し替わるため、この記事の集計値とは時期によってずれます。
本文中の価格・レビュー・販売数・順位は、販売ページの公開値を ビルド時(2026-08-01)に差し込んだものです。最新の値は販売ページでご確認ください。 スコアの算出方法はこちらで全公開しています。